お月見

お月見

お月見

昔は9月13日を十三夜といい、8月15日の十五夜とともに、月見をしたそうです。そう思って早朝、空を見上げると、まだまだ三日月(下弦の月)でした。当たり前ですね。この日付は旧暦でのお話です。

改めて暦をみると、今年の十五夜(中秋の名月/仲秋の名月とも書く)は、9月25日にあたります。これから毎晩、空を眺めて月の成長を見ていくのも、きっと楽しいでしょう。だんだん大きくなり、満月になったところが、十五夜です。

ススキを飾って、月見団子、里芋、枝豆、栗などを盛り、秋の七草を飾り、お酒をそなえて月を眺めるのが、正しい日本のお月見です。月見団子を月餅にすると中国風、松餅(ソンピョン)にすると韓国風のお月見になります。

この月の環境を守りたいと、アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究者が国鉄(当時。現在のJR)のリニアモーターカーの研究開発チームを訪問したことがあったそうです。月に基地をつくり、地球と往復するようにしたいが、その際、エンジンを使うと水蒸気を月に残すことになり、月が曇るかもしれない。代わりに、リニアモーターを使って宇宙船を地球に出発させてはどうか、という相談だったといいます。壮大なお話です。

すずやかな気候のもと、美しい月をめでながら、旬の食べ物を味わう。観月は、私たちが自然とともに暮らしていることを実感できる行事です。忙しい都会暮らしでは、ついついこうした行事を省いた生活をしてしまいがちですが、夏の疲れを癒し、リフレッシュして秋冬に備えるきっかけとして、里芋や栗といった旬の食べ物とともに中秋の名月をめでてみてはいかがでしょうか。(F)