コロッケ
紀ノ国屋の枝豆コロッケ(枝豆の美味しい時期の限定販売)
ホクホクにふかした男爵イモをつぶして、炒めて味付けもした挽き肉やタマネギを入れて、衣をつけて揚げたコロッケは、子供にも大人にも人気の一品。お惣菜として売られているものをおやつにしていた人も多いことでしょう。
しかし、いったいこれはどこの料理なんだろう? とルーツをたどると、意外にも謎なのです。いろんな説があります。基本的には、海外の料理を参考に、明治時代の日本人が編み出した料理のひとつと考えていいでしょう。1903年刊行の書物に、コロッケのレシピがのっています。
オリジナルとして目されているのは、フランス料理のつけあわせに出てくるクロケット、あるいはオランダ料理のクロケットです。名前を見ただけで、「これがルーツだ」と言いたくなりますね。
ただ、レシピがかなり違います。フランス料理のクロケットはクリームコロッケに近いもの。オランダ料理のクロケットにはジャガイモをつぶしたジャガイモコロッケもあるのですが、もともとオランダのクロケットはフランスから1909年に伝来したもので、こちらを起原とするには、年代があいません。
きっと誰かがフランス料理のクロケットを参考に工夫し、作り出したのがジャガイモコロッケなのです。
起原は定かではありませんが、普及した理由は明確にわかっています。海軍が採用したためです。その意味では、コロッケはカレーライスや肉じゃがの仲間だったのです。(F)














