シイタケ(椎茸)

シイタケ

シイタケ

身近にあって、日本人に最もなじみのあるキノコといえば、やはりシイタケです。名称の由来として、第13代景行天皇が熊襲征伐のために九州筑紫を訪れた際、農夫が献上した天然の茸が椎の木に生えていたところからこの名がつけられたという説があります。なるほど、と納得してしまう由来です(ただし、日本武尊(ヤマトタケル)に蝦夷征伐を命じたことでも有名な景行天皇は、実在の天皇ではないとする説が有力です)。

自然な状態では、このエピソードが示しているように、春と秋に広葉樹の倒木上や、切り株に発生するキノコです。現在では人工栽培の技術がすっかり定着しており、原木栽培または菌床栽培でつくられています。

原木栽培は伐採した木に菌を植えつける栽培方法、菌床栽培はオガクズやヌカを混合した培地に栽培する方法です。エノキやシメジなど、シイタケ以外のほとんどのキノコは、菌床栽培で生産されていますが、シイタケは原木栽培の比率が高い。最近では、広葉樹を育て、伐採し、シイタケを育てるサイクルが、里山の手入れにつながるとして、見直されているそうです。

シイタケはいろんな料理で活躍しますが、そのまま炭火で焼いて、すこしお醤油をたらして食べるのもおいしい。ぜひバーベキュー食材のひとつにいれてみてほしいです。水分が出てきたら、食べごろです。そうそう、軸の太いシイタケが手に入ったら、捨てるのはもったいない。軸も焼いてしまいましょう。手で触って表面が固いところを切り落として、あとは焼くだけです。(F)