オンライン通販サイトなら紀ノ国屋の e-shop KINOKUNIYA

ダイコン(大根)

ダイコン収穫期を迎えた三浦大根

ブロッコリーもアブラナ科

アブラナの花(琵琶湖畔・なぎさ公園)

作付面積でキャベツをしのぎ、堂々の一位を獲得している野菜。それがダイコンです。しかし、この二つ、じつは共通点があります。どちらも、アブラナ科の野菜なのです。

これほど見た目の違う野菜が、同じ科の植物だなんて、にわかには信じられません。両方の花を見る機会があれば少しは納得できるのですが、巻きはじめたいわば若い葉を食べるキャベツ、肥大した根を食べるダイコンともに、花を見られる機会はまずありません。それがちょっと残念です。

余談ですが、キャベツやダイコン同様、冬においしいブロッコリーもアブラナ科。こちらは、花芽を食べてしまうため、花を見る機会がありません。キャベツ、ダイコン、ブロッコリーのいずれも、咲くのはアブラナとよく似た、黄色くかわいい花です。

ダイコンは地中海地方や中東が原産。ユーラシアの各地で古くから栽培されており、日本には弥生時代に伝わりました。江戸時代には板橋・練馬・浦和・三浦半島あたりが特産地として有名になりました。

これには、野菜の一大消費地であった江戸を中心とする距離の戦略があった、といわれています。傷みが早い野菜、たとえば小松菜などは江戸の市中で作り、収穫後も日持ちのするダイコンを、板橋・練馬・浦和・三浦半島といった近郊でつくったのです。

これほど野菜の作り方が多様になり、冷凍も冷蔵も自在となる前は、ダイコンは冬場の野菜不足を補うための貴重な作物でした。いまでもこの時期に産地に行くと、ダイコンを干している光景を見ることができます。

三浦半島はいまでもダイコンを特産としており、三浦大根(白首大根)や青首大根(宮重)をつくっています。三浦大根は練馬大根からつくられた品種で、辛味が強く、大根おろしに向きますし、お正月の大根ナマスにもぴったりのダイコンです。(F)