チェダーチーズ
イギリス人のソウルフード・チェダーチーズ
チェダーチーズ(Cheddar cheese)は、癖があまりなく、コクがあって、日本人にも人気のチーズです。もとはイギリス生まれ。発祥の地はサマーセット州にあるチェダーという村で、歴史は16世紀初頭までさかのぼれます。
牛乳から作るハードタイプのチーズです。「イギリス人がいるところ、チェダーチーズがある」と揶揄されるほど、イギリス人が世界に広めました。
作り方の特徴は、製造工程でしっかり水分を抜いていること。その工程を「チェダリング」というくらいで、ここがチェダー村の創意工夫です。ミルクから固まってきたチーズの赤ちゃん(「カード」という)を平たく集め、座布団をひっくり返すように反転させながら水分を抜き、さらに座布団を重ねるように、積み重ねていきます。
さらに板と重しを乗せて、水分を抜きます。この工程によって、繊維の方向が揃い、熟成期間の長いハードタイプのチーズなのに、ぐっと柔らかいチーズとなるのです。
柔らかさだけなら、プロセスチーズとちょっと似ていますが、まったく異なるのが、熟成させればさせるほど、味が変わること。中に含む乳酸菌が生きており、発酵を進めるからです。チェダーも、長く熟成させるほど、芳醇なおいしいチーズとなります。
そのままでおいしいですし、サンドイッチなどにも向いていますが、熱すると溶けるので、さまざまな料理に応用できるのもいいところ。オムレツなどにコクを与えてくれるチーズです。(F)
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