ドライフィグ

イチジクの旬も、そろそろ終わり。季節はしっかり変化しています。でも、がっかりすることはありません。代わって乾燥イチジク(ドライフィグ)が出回りはじめました。紀ノ国屋には、多伎イチジクを乾燥させた、飛び切りのドライフィグが入荷しています(一部取扱いのない店舗もあります)。
食材を乾燥させるのは、古くからの人間の知恵。干し椎茸や干し貝柱やスルメやパルマの生ハムが証明しているように、干すことによって長期保存が可能になるだけでなく、生のときとは別のおいしさが加わります。
ドライフィグも同じ。生のイチジクに比べて、ぐっと保存性が高まるだけでなく、独特の食感になるのがまた魅力。栄養面でも、見るべきものがあります。生果の状態でも、イチジクはカルシウムを多く含んでいるのですが(52mg/200g)、干した場合、この長所はそのままで凝縮され、乾果で260mg/200gのカルシウムを含みます。
それだけでなく、イチジクもドライフィグも、カルシウムの吸収に役立つマグネシウムを含んでいますので、ドライフィグはカルシウムの補給にぴったり。ほかにも、ポリフェノールや性ホルモンのエストロゲンに似た物質を含むことから、健康面で注目を集めている食べ物です。
ドライフィグは、その食べ方も生のイチジクよりも多彩。そのまま食べてもおいしいですが、赤ワインと砂糖で煮込んでコンポートにしたり、サラダにまぜたりなど、いろいろな食べ方で楽しめます。
意外なお勧めは、ブルーチーズとのマリアージュ。一緒に食べると、濃厚な味わいと香りを楽しめます。季節が移りかわっても、引き続きイチジクをお楽しみください。(F)














