ビワ(枇杷)
房州ビワ。いまが旬
ビワの木
ビワが旬です。首都圏に近い産地は千葉県で、この時期に南房総をドライブすると、「房州ビワ」の露店がさかんに出ています。学名をEriobotrya japonicaといい、ジャポニカという名前がついていますが、原産地は中国南西部のようです。
ビワはイチゴとよく似ています。「いったい、どこが?」と思われるかもしれません。植物学的にみると、意外に共通項が多い。まず、ビワもイチゴも同じバラ科の植物です。そして、食べているのは両方とも、発達した花托(かたく)であったりします。
意外に応用範囲の広い植物で、葉はお茶になったり、漢方薬として用いられたりしますし、木材としても、硬くて折れにくいことから、杖や木刀などに加工されます。
江戸時代には、猛暑を乗り切る飲み物としてビワ茶が販売されていたそうですが、葉にはアミグダリンという、取り扱いを間違えると猛毒になる物質も含むので、要注意です。また、葉に生えている毛は粘膜刺激性をもつので、利用するときは、水洗いしながらタワシなどで毛をよく取り除いてから使います。
それにしても、「毒にも薬にもならない」とは、よく言ったものです。その裏は「毒にも薬にもなる」となります。事実、「薬効がある」といわれるものは、たいてい、使い方を間違えると「毒」になる。薬と毒とは分量の違いだけであることが多いのです。
参考情報
- 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- (「同意する」ボタンを押すと、ビワの安全性・有効性情報が表示されます。)














