ラッキョウ(辣韮)
「これなら食べられる」と苦手派も絶賛のロイヤル黄金黒酢らっきょう(コミヤ味工)。
沖縄の島らっきょうは鰹節でいただきます
本格的な春は、梅雨が近いということでもあります。そろそろ出回り始めるのがラッキョウです。
ラッキョウは中国を原産地とするニラ科の植物(ネギ科とすることもある)。食べた人はよくわかっているように、ニラやニンニクと似通った風味をもちます。
その正体はアリル硫化物。ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどに共通する物質です。このいずれもが、強い辛味と独特の香りをもつのはこのため。それを利用して薬味に使われることが多いのは周知の通りです。
すこし加工して、アリル硫化物の刺激をやわらげ、おいしく食べられるようにしていることも多い。これぞ文化です。ラッキョウの場合は、塩漬けしたあと、甘酢に漬けて楽しみます。
ラッキョウは意外にも、関東と関西で好みが違う食材でもあります。関東で好まれるのは大玉、関西で好まれるのは小玉です。小玉好きには、福井県の特産品・花ラッキョウというのもお勧めです。通常は1年もしくは2年で収穫するところを、3年かけて育てる品種です。
さらに小型で細いものとして、沖縄名物の島ラッキョウがあります。こちらは塩漬けしたものにカツオブシをかけて食べることが多い。ほどよい刺激を楽しみながら食べるうちに、なんだか身体がきれいになっていく感じさえする食べ物ですね。
そのイメージはあながち嘘でもなく、ラッキョウは漢方では生薬として扱われます。食べると病気が治る、という類のものではありませんが、食欲増進効果もありますし、好きになっておいて、損のない食べ物のひとつです。(F)












