ローズマリー



地中海原産のシソ科の植物・ローズマリーは、代表的なハーブのひとつ。この時期に写真のような可憐な花を咲かせます。このハーブには、聖母マリアにまつわる伝説があり、名前の由来も「ローズ・オブ・マリー」であるという説があります。それほど古くから知られていました。
正しくは、「しずく」を示すラテン語のrosと、「海」を示すmarinusがいっしょになったrosmarinus(海のしずく)に由来します。地中海沿岸に広く自生し、霧と塩風にさらされて育つ植物という意味だそうです。
実際、ローズマリーはとても育てやすいハーブで、暑さにも寒さにも強く、水やりが適当でも育ちます(過湿を嫌うので、むしろ、水をやりすぎると失敗する)。ベランダ菜園などにも、お勧めしたい野菜です。
精油はアロマテラピーで活躍するほか、生葉(フレッシュハーブ)も、葉を乾燥させたものも、とても強い香りをもち、とくにイタリア料理で多用されます。匂いの強いラム(子羊)やキッド(子山羊)の料理には欠かせません。豚肉との相性も抜群。スペアリブのハーブ風味でも使いましたが、ローズマリーには肉の鮮度を保つ成分が含まれていますので、マリネに使うのは、一石二鳥の利用法だといえるでしょう。
私はジャガイモとの組み合わせも好きです。ベーコンあるいはソーセージとジャガイモがあったら、ローズマリーを探します。タマネギもいれて炒めるだけで、香り神経をくすぐる一品のできあがりです。いまが旬の新ジャガで試してみてはいかがでしょうか。(F)














