出雲おろち大根
出雲おろち大根
「出雲おろち大根」は、島根生まれの新しいダイコンです。ダイコンはダイコンでも、これは辛味大根の仲間で、とっても辛い。水分が極端に少ないため、ソバの薬味などに使うと格別です。
このダイコンは、島根大学生物資源科学部の小林伸雄・准教授が「出雲産の新しい農産物を作りだす」プロジェクトで生み出した新品種です。小林准教授らは数年前、島根県の各地を探し歩き、島根半島の浜辺や宍道湖畔に自生するハマダイコン(野生種)に目をつけたそうです。
これを島根大学の圃場で2003年から選抜育種したものが、出雲おろち大根です。選抜育種とは、辛味成分であるイソチオシアネートの含有量が高く、しかもおろしやすい太さに育った大根の種ばかりを選抜し、次世代をつくる手法です。
ヒゲ根が多く、「八岐大蛇」(やまたのおろち)」を彷彿させることから、この名がつけられました。「おろし大根」と語感が似ているのも、この名になった理由だとか。
おろちダイコンはとても辛いダイコンですが、本物のワサビがそうであるように、辛いだけでなく、甘味も含み、薬味に使うと素材のうまさをひきたてます。たとえばローストビーフなど、ホースラディッシュ(セイヨウワサビ)を薬味に使うものには、間違いなくあいます。
イソチオシアネートには殺菌力もあります。皮をむかずに、そのままおろしてください。(F)














