烏龍茶(ウーロン茶)
香檳烏龍茶(シャンピンウーロン茶)。台湾のウーロン茶で、紅茶のような芳香を楽しめます
ふと気がつくと、日本人も「安全」と「水」にお金をかけるようになりました。
「アラブ諸国に行くと、水のほうがガソリンより高いんだよ」
といってびっくりしていたのも今は昔。いまや、なんと日本でも、水のほうが高い。
その主役は、ミネラルウォーターとお茶です。この二つがペットボトルで供給されはじめて、世の中が変わったのだと思います。それまでは、いわゆる清涼飲料水として売られていたものの大半がジュース類でした。
なかでも、ウーロン茶の功績は、とても大きいと思います。飲みやすく、飲み会でお酒を我慢しなくてはいけないときも、ウーロン茶なら過ごしやすい。
ウーロン茶は中国茶の一種です。中国茶と日本茶の最大の違いは、チャノキの種類ではなく、茶葉の処理方法にあります。中国茶は茶葉を摘み取ってから、時間をかけて発酵させていますが、日本茶は発酵をさせません(ここでいう発酵とは、カテキン類を酸化させることです)。
発酵の度合いによって、中国茶には種類があります。ウーロン茶は発酵途中で加熱し、発酵を止めた半発酵茶で、発酵度合いでいうと紅茶の手前だと思っていいでしょう。これは「青茶」という分類になります。
いろんなブランドのウーロン茶がありますが、香檳(シャンピン)茶は台湾のお茶で、虫に食われたチャノキからとった茶葉でつくられたもの。チャノキにとっては気の毒ですが、虫に対抗するための木の力が作用するのでしょう。とてもおいしい茶葉がとれるのです。
農薬を使うと、虫が死んでしまい、元も子もなくなるため、香檳烏龍茶は完全無農薬の茶畑からつくられます。飲むと紅茶のような芳香にびっくりすることでしょう。安全でおいしいお茶です。(F)














