夏野菜の彩りそうめん夏野菜の彩りそうめん

夏はそうめん(素麺)のおいしい季節です。そうめんは古くからある乾麺の一種。奈良時代に中国から遣唐使によって伝えられたものだといいます。伝承では、奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)がそうめん発祥の地。大神神社の周辺が三輪素麺の本場ですから、この説はきっと正しそうです。
素麺は小麦粉に食塩と水を混ぜてよく練り、くっつかないように引き延ばし、乾燥・熟成させてつくります。手延べそうめんには「手延べ干しめんの日本農林規格」があり、それを満たすものだけが「手延べ」と表示することができます(とくにそう書かれていない場合は、機械麺です)。
そうめんと似たものにひやむぎ(冷や麦)がありますが、基本的な違いは麺の太さです。日本農林規格(JAS規格)の「乾めん類品質表示基準」では、直径1.3mm未満がそうめん、直径1.3mm以上1.7mm未満がひやむぎ、それ以上がうどんです(機械麺の場合。手延べ麺ではそうめんとひやむぎの太さの規定はありません)。
そうめんはすぐに茹であがり、冷やして食べるとおいしいし、この季節にうれしい食べ物ですが、そうめんだけだと、ちょっと寂しい。栄養バランスも炭水化物に偏りすぎています。今回は、見た目も美しく、栄養バランスもとれるメニューをご紹介します。そうめんと一緒に、夏野菜に力をつけてもらいましょう。

作り方

夏野菜の彩りそうめん

  1. 日本酒とみりんは合わせて煮きっておく。ダシ・干しシイタケの戻し汁を合わせて洗った干しエビをつけてやわらかく戻す。
  2. 淡口しょうゆ・煮きり酒・煮きりみりんを加えて火にかける。一煮たちしたら火からおろし、氷水にあてて急冷する。
  3. ナスは直火で焼いて皮をむき、細くさいておく。干しシイタケはEの調味料で煮ふくめる。冷めたら千切りにする。
  4. 鶏ササミは筋があれば引き、バットに並べて塩・日本酒少々(分量外)をまぶす。ふんわりラップをして蒸し器で蒸す。そのまま冷まして、細くさいておく。
  5. ソバの新芽は根本を落として切りそろえる。アサツキは小口切り。ミョウガは千切りして水にさらす。青ジソは一部そのまま、一部千切りにして水にさらす。
  6. 梅肉をつくる。水に一晩つけて塩抜きした梅干の種を取りのぞき細かくたたく。煮きりみりん・煮きり酒・白しょうゆを加えてのばす。とろりとするまで湯煎にかける。
  7. たっぷりの熱湯でそうめんを茹で、流水の下でもみ洗いする。盛り付けて、つゆ、薬味を添える(梅肉は鶏ササミに添えて)

材料

夏野菜の彩りそうめん

  • そうめん 8束
  • A.具
    (干しシイタケ 6枚、ナス 4本、ソバの新芽 1束、紀ノ鶏ササミ 4本)
  • B.薬味
    (ミョウガ 適宜 、青シソ 適宜、おろしショウガ 適宜、アサツキ 適宜 、スダチ 適宜個)
  • C.そうめんつゆ
    (ダシ(カツオ+コンブ) 500ml、干しシイタケの戻し汁 100ml、干しエビ 10g、煮きり酒 100ml、煮きりみりん 100ml、淡口しょうゆ 70〜80ml、濃口しょうゆ 20ml)
  • D.梅肉
    (シソ漬け梅干 3粒、みりん 適宜、日本酒 適宜、白しょうゆ 適宜)
  • E.干しシイタケの煮汁
    (干しシイタケの戻し汁 200ml、日本酒 大さじ2、砂糖 大さじ2、濃口しょうゆ 大さじ2)

このそうめんは、製造工程で油を使っていない珍しいそうめんです。

ポイント

・そうめんダシの基本はダシ4:しょうゆ1:みりん1だが、このつゆは薄めずたっぷりつけて食べられるようダシを多めにしているので、好みでみりん・醤油は加減する。

・そうめんつゆは1〜2日ねかせるとまろやかになって美味しくなる。

紀ノ国屋でさらにおいしく

味の決め手は、香りで味を際立たせる薬味。香味野菜はしっかりとした風味のあるもの、生で食べていただくのに適したものを置いています。