冬瓜のヒスイ煮海老あんかけ

2007/07/20
冬瓜のヒスイ煮海老あんかけ

冬という文字がついていますが、トウガン(冬瓜)は夏の野菜です。夏に収穫したあと、冷暗所に置けば、冬まで貯蔵できたことから、この字を使うのだといいます。ウリ科の野菜で、原産地は東南アジア。中国・朝鮮半島経由で日本に伝えられ、平安時代から栽培されています。

トウガンは煮物にすると、透き通ったヒスイ(翡翠)色になります。見た目が涼やかで、冷やして食べてもおいしい。ビタミンCも豊富で、やはり旬の夏に食べたい野菜です(漢方では、身体を冷し、熱をさます効果があるとされています)。

色を生かすため、濃口醤油ではなく、白醤油や淡口醤油を使うといいでしょう。トウガンそのものの味は、とても淡白。旨みを含ませることで、おいしく楽しむことができます。今回はダシで基本的な味わいをつくり、さらにエビあんかけで深い味わいと涼やかさを演出しています。


■材料 (4人分)

・トウガン 400g
・車エビ 4尾
・ショウガ 1片
冬瓜のヒスイ煮海老あんかけの材料

■調味料

A) トウガンの下処理
粗塩 適宜
B) 濃い目のダシ
かつおぶし 少々
ダシ昆布 大さじ2
小さじ4
C) 味つけ
少々
大さじ2
みりん 小さじ4
白醤油 小さじ1
D) とろみ
葛粉 大さじ1
大さじ2

■作り方

1)  トウガンは4等分する。種・ワタの部分を切り取る。
皮を薄くむき面取りする。
皮目に格子状に隠し包丁を入れて(写真)、Aの塩をすりこむ。
たっぷりの熱湯で下茹でする。
2) 一番ダシをとる。そのうち2カップにCで味をつけてひと煮立ちさせる。
3) バットかボールにトウガンを皮目を下に入れて、2)を注ぐ。
ふんわりラップをかけて蒸し器で約30分蒸す。
4) エビは頭・背ワタをとり、殻をむく。粗く刻む。
5) 3)の蒸し汁を小鍋に入れて煮立てる。4)を加えて火を通す。
味をととのえ、Dの水で溶いた葛粉でとろみをつける。
ショウガの絞り汁を加える。
器にトウガンを盛りつけ、エビあんをかける。

■ポイント

トウガンは体を冷やすので、ショウガ汁を加えることによって体を温める。
ショウガ汁は、エビのクセもほどよくおさえる。
トウガンは下処理がポイント。
皮を薄くむいて皮目の緑色を生かし、翡翠色に仕上げる。
Aの塩をすりこむことによって、より色鮮やかに。
煮込まず蒸して仕上げることにより、煮くずれない・煮つまらないという利点がある。
ラップはふんわりかけないと、器にピッタリ張りついてしまうので注意する。

■紀ノ国屋でさらにおいしく

味の決め手は、車エビ。
紀ノ国屋では、新鮮な活車エビを取り扱っています。活車エビからとれるダシの味わい、プリッとした食感をお楽しみください。

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