ピタパン



pita_090715_2.jpg 人類の歴史の中でパンが初めて焼かれた時期については諸説ありますが、紀元前4000年頃、メソポタミア流域だと言われています。 西アジアに発生したムギ食文化は麦の殻を取り、砕いて水で煮込みお粥として食べていました。やがておかゆのおこげから、「焼く」という調理法が発見され、パンの起源となったといわれています。 当時のパンは、小麦粉に水を混ぜて生地を平たくのばして焼いた無発酵の平焼きのパンでした。 やがて「発酵」というパン史上最大の発見を受けて、現在食べられているようなピタパンが生まれました。
ピタの多くは、シンプルな味わいで、中が空洞になっているのが特徴ですが、その空洞(ポケット)にフムスというひよこ豆を主体ににんにくやオリーブオイルなどを加えたペーストを塗り、更にひよこ豆にいろいろなスパイスを混ぜて揚げたコロッケのようなファラフェルや、シシカバブ、野菜などをはさんで食べるというのが中近東での代表的な食べ方。
とてもポピュラーで、現地ではファーストフードとして親しまれています。


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紀ノ国屋のピタパンは1980年代、海外のお客様から「中近東のパンをぜひ!」というご要望から生まれました。その頃の日本ではピタパンは一般的なパンではなかったため、当時の担当者は国内外の文献を参考に、行錯誤を繰り返し、現在のピタパンを開発しました。 紀ノ国屋のピタパンはオリジナルレシピで、従来のピタパンに比べると少し肉厚でふんわりとした食感が特徴です。もっちりとした生地はそのまま食べても、焼き直してもおいしく召し上がることができます。 このほかに紀ノ国屋には中近東のパンとして、ピタパンよりも平たく薄いポケット状になった全粒粉使用の"ポケットブレッド"これより大きなサイズの半焼きタイプ"シャミー"、また平焼きの"ナン"があります。 そのまま料理に合わせたり、お好みの具をはさんだり、アレンジ次第でさまざまに楽しめます。



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●食欲が落ちるこれからの季節。夏野菜たっぷりのピタサンドはいかがですか。



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ピタパンはとてもシンプルなパンなので、いろいろな食材やお料理に合います。 今回はマヨネーズにラー油を混ぜたピリッとしたスプレッドにごま油の風味が食欲をそそる、中華の棒棒鶏(バンバンジー)風のサンドイッチに仕立ててみました。

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ピタパンは軽くトーストして横半分にスライスし、切り口にごま油をはけで塗り、軽く塩をふっておきます。 レタス、スライストマト、スライスきゅうり、貝割れ菜、裂いたスモークチキンを重ね、ラー油を混ぜたマヨネーズをかけてサンドします。 野菜たっぷりのサラダ感覚でいただけます。


*「紀ノ国屋スモークチキンブレスト」は、あっさりとした鶏ムネ肉を上品なスモークの香りで仕上げてあります。少量のマヨネーズでも、たっぷりの野菜を風味よくまとめてくれるので、カロリーが気になる方にもおすすめです。

*サンドイッチに使うトマトはゼリー状の部分が少なく、果肉がしっかりしているファーストトマトがおすすめです。他のトマトでもゼリー状の部分を取り除いておくと、水っぽさが少なくなります。

*これらの野菜に含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠なので、しっかり摂りたい栄養素の一つ。しかし、夏は暑さや紫外線で活性酸素が増え、体内のビタミンCを消費しやすくなってしまいます。いつもよりも意識してたっぷりの野菜を食べることをおすすめします。
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皮付きの小麦を使って作った食物繊維豊富なピタパンです。中近東で最もよく食べられている食材のひとつ、ひよこ豆(西:ガルバンゾーgarbanzo)の入ったカレーを使って、中近東のイメージに仕上げました。たっぷりの夏野菜を一緒にはさむと、栄養バランスもぐっとアップします。

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ピタパンホールウィートは軽くトーストして2等分に切り、ナイフで横に切れ目を入れてポケットを作り、薄くマヨネーズを塗っておきます。 ひよこ豆入りのカレーは温めておきます。 なす、ズッキーニ、パプリカはスライスしてオリーブオイルを薄く塗り、軽く塩をふってオーブントースターで焼きます。 ピタパンホールウィートのポケット部分に、カレーと野菜をはさんでいただきます。
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そのままでおいしく
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2種類の溶けるチーズ(モッツァレラとステッペン)を真ん中に包み込み、さらにエダムチーズをトッピングして焼きあげています。 そのままでもおいしく召し上がれますが、アルミホイルに包み5分程度オーブントースターで温めて頂くか、電子レンジ(600W)で40秒程度温めていただきますと、ピタはふんわり、中のチーズはとろりと溶け、より一層美味しくお召し上がりいただけます。 また、半分にスライスして溶けたチーズにはちみつやメイプルシロップをかけていただくのもおすすめです。
はちみつは草花や樹木のマイルドでやさしい味わいが良く合います。 クローバーのほかにレンゲ、アカシアなどがお薦めです。
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日本パンコーディネーター協会

日本パンコーディネーター協会
パンコーディネーター エキスパート
有我 江里

子どもの頃からのパン好きが高じ、北海道から沖縄まで国内はもとより、アジア、ヨーロッパ等へもおいしいパンを求めて飛び回る。
パン屋さんとの情報交換会、管理栄養士の経験を生かしての製パン講師、パンメニュー提案などを行っている。

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