金針菜(キンシンサイ)

金針菜生の金針菜。干しても使う野菜です

金針菜金針菜とモンゴウイカの炒め(調理例)。塩炒めで十分おいしい

初めてこの野菜を見たのは、中華料理店でした。何かの花の蕾だな、とは思いましたが、後から「ユリの花だよ」と聞いて納得。たしかにそういう形をしています。

もっとも、大きさを見ればわかるように、普通のユリではありません。正確にはユリ科の植物であるホンカンゾウの花の蕾です(カンゾウは「甘草」ではなく、「萱草」です)。

和名を「わすれぐさ」(忘れ草)といいますが、これは花が一夜限りで終わるため。決して、記憶力を低下させるからではありません。ユリの花によく似た、かわいい花を咲かせます。

その根が漢方の生薬で使われます。金針菜も栄養価が高く、ビタミンA, B, Cと鉄分を含むため、その昔の中国では、船乗りが常備したそうです。とくに多いのが鉄分で(ホウレンソウの20倍)、増血作用があるといわれているお野菜です。

乾燥金針菜も流通していますが、やはりその食感から味わいたいなら、生がいいでしょう。炒め物にしたり、スープや味噌汁の具にしたりできます。ユリから想像するようなクセはなく、食べやすく、おいしい。日本の食卓にも取り入れやすいお味です。

英語名は、Dailily. Day+Lilyですから、まさに「一夜限りの花」を示しています。日本では、ノカンゾウやハマカンゾウなどの変異種を野原で見かけることがあります。(F)


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